健康コラム

第6回目

健康は食べ物から

健康コラム

巷ではインフルエンザが猛威をふるい、マスクと手洗いで自己防衛されていることでしょう。
先日ある講演会に行き「心と身体の健康は食べ物から:森山晃嗣 著」という本を買ってきました。読み進むうちに食べ物が心のありように大きく関係していること、三大栄養素と言われている炭水化物、タンパク質、脂肪の摂取はもちろん、脳の神経伝達に必要なビタミン、ミネラルが大きな役割を持っていることが書いてありました。それらのビタミンやミネラルは畑で作られた野菜を食べることにより摂取されるものです。
栄養たっぷりの野菜はミネラルを多く含んだ豊かな土壌の畑で育ちます。

30年くらい前、熊本の菊池養生園の竹熊先生の「医療は土作りから」というお話を聞いたことがあります。熊大医学部の学生さんに肥桶(こえたご)を担がせ、畑作り、野菜作りをしておられました。どんなに見た目がきれいなお野菜でもビタミンやミネラルが少なければ食べても栄養が不足しがちです。
買ってきた本によると1963年のほうれん草のカロチンの含有量は8000IUで、2005年の含有量は4200IUと約半分の数字になっています。ということは畑の地力が弱っているのです。私も経験がありますが、昭和の30年~40年代には畑に作物を作るときは草やわら、そして人糞や牛フン、鶏糞などを敷きこんで耕して土作りをしたものです。これからの季節でおいしい白菜や大根、さきほどのほうれん草やそしてイモ類などほとんどがそのような有機肥料で作られたもので、当たり前だったように思います。人が自然の循環を大切にしていた時代だったのです。
日本の高度経済成長期にはいって、農村に人手がなくなり、化学肥料のことを金肥(きんぴ:金で買う肥)と言っていた母が「使うのには楽だけど土が痩せてしまうもんね。できた野菜が自然の甘味が足りないね~。」と残念がっていました。

近年になっていろんな角度から食べ物の大切さが見直され、無農薬そして有機栽培へと戻って、よりおいしいより豊かな栄養が取れる食生活へ変わっていくことは本当にうれしいことです。
たべものは豊かな心を育て寒い夜を暖かくしてくれます。

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